多様な働き方を支援するエージェント
「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く人のニーズの多様化」。求人倍率はバブル期を超え、人手不足感は深刻の度合いを増しています。日本経済を維持するためには、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作っていくことが重要な課題です。安倍政権が推進する「働き方改革」は、これらの課題を解決するため、働く人がそのライフステージに応じて多様な働き方を選択できる社会を実現しようとするものです。
しかしながら、企業の働き方改革への対応はまだ始まったばかり。多様な働き方を求める働き手に十分な選択肢があるとは言えません。
派遣会社は、企業の人材ニーズから「多様な働き方」「柔軟な働き方」の芽を見つけ出し、さまざまなニーズを持った派遣社員が希望する働き方を実現する支援をしています。「働く人のエージェント」、その機能が今、注目されています。
キャリアチェンジを望む外国留学生に活躍の場を
海外の人脈に特化した人材ビジネスを展開する大東貿易株式会社。環境ビジネスの範囲は劇的に拡大しました。環境保全をはじめ再生可能エネルギー、廃棄物やリサイクル、都市計画、健康・化学、企業のCSR活動に至るまで、幅広い分野で専門知識を有する人材が求められています。特にシンクタンクやコンサルティング会社など、公共政策の支援に関わる人材需要が高まっています。反面、環境分野の企業の多くが「ニッチな分野で専門スキルをもった人材になかなか出会えない」という悩みを抱えています。
「今まではなじみがなかった人でも、技術的な背景がある方、官公庁での勤務経験がある方、国際業務やリサーチなどの経験者には活躍の場があります。環境ビジネスは国や自治体が発注する業務も多く、リサーチやデータ解析、公的文書作成補助などの業務が増えています。コンサルタントや官公庁勤務経験のある方はもちろん、メーカーの技術者として研究開発や各種の規制対応、海外先進事例調査をされていた方はリサーチアシスタントとして実際に派遣先でも高い評価を得ています。特に経験が活きる分野でもありますので若い方の評価は大変高いです」